厦門の飲食文化は、東西南北の有名で立派な料理がそれぞれ異なった形式と風格を自由に表現し、さまざまな異彩を放つという構造を呈しています。厦門本土の飲食として、伝統的なものを発掘し特色を維持することを重視するうえ、他人の長所を広く吸収することも重んじ、独特の風格と流派を形成しています。
海鮮料理――厦門は海に囲まれており、よい環境に恵まれ、新鮮な海産物が四季を通じて毎日供給されています。したがって、海鮮は厦門料理の主なものになっています。1993年、全国第3回料理大会で海鮮を主とする厦門料理は団体金賞を獲得しました。1999年、全国第4回料理大会でもいくつかの料理は金奨を獲得しました。舒友海鮮大酒楼は2002年、2003年に行なわれた第3回、第4回の中国美食節でいくつかの料理で金奨を得ました。これによって、全国、全世界の観光・飲食界の人々は厦門の飲食を新しい目で見るようになりました。彭沖氏は「厦門料理は别に一派をなしている」という題辞を書き、シンガポールの有名な作家、美食家である周穎南氏も「食は厦門にあり」という題辞をを書きました。
軽食――厦門の軽食は閩南(福建省南部)、福建、台湾ないし東南アジアのすばらしいものを200~300種類も集め、単に「中華名軽食」、「福建名軽食」に選ばれたものだけでも30種類もあり、焼きソウメン、肉入りちまき、沙茶面、ピーナツスープ、油葱餜、牡蠣フライ、竹の子ゼリー、ニラ餅、5種類の香料まき、扁食スープ、薄パイ、魚団子、エビ面などがそれです。好清香大酒楼は9種類の軽食を「鷺島9前菜」に組み合わせ、宴会の特色のある前菜として出し、とても喜ばれています。2003年、第4回中国美食節で、汪記餡餅、南普陀素餅は皆「中国名菓子」に選ばれました。厦門の軽食は、独特な味をもち、人々に好まれよく食べられ、誰でも楽しめます。
薬膳――漢方薬と食品の結合でできた料理で、栄養が豊富で、健康に有益で、食による治療、食による養生に最もいいです。鷺江ホテルは名医を招き、名コックに調理を担当してもらい、心をこめて全席の古風な薬膳を作り、伝統を継承したばかりでなく、新しい理念も打ち出し、薬のような苦渋がなく、薬のよい香りがあります。海鮮薬膳はもっと独創的で、その代表的な料理には大いに精気を養う「朝鮮人参の黒鶏煮込み」、肺・腎臓を補強し精気に有益である「冬虫のスッポン煮込み」、腎臓、肝臓を補強し精力を盛んにならしめる「クコのイセエビ煮」などがあります。新南軒酒家も陰液や精力をつける「巴戟牛の陰茎」、脳や目に有益で腎臓を補強する「クコのエビ煮」などを出しています。その他に、ショウガのアヒル焼きという薬膳も厦門で流行しています。もちろん、薬膳を食用にする場合、最もよい効果を得るために、人、時により異なり、病状に応じて投薬しなけれななりません。
精進料理――南普陀精進料理は2003年第4回中国美食節で「中国名宴」に選ばれたので、「天下第一精進料理」の名誉があります。その「南海金蓮」、「糸雨キノコ雲」、「鷺島明珠」の三つの料理は「中国名料理」に選ばれました。南普陀精進料理は福建省南部地区野山の豊富な作物資源を十分に利用・加工し、伝統を継承したばかりでなく、新しいものを絶えず作りだし、宮廷料理の繊細さ、民間料理の自然さや寺院料理の純粋さを融合させ、植物性材料、質素な作り方、あっさりした味、あっさりした名前には詩情、景色、禅味、ファッションなどの特徴があり、正統な仏教の精進料理観、健康・長寿の科学観に一致しています。なお、その他の寺院または料理屋の精進料理もそれぞれ特色を持っています。 |