端午の節句は閩南(厦門を含む)地区で旧正月に次ぐ最も盛大な民間の伝統的な節句です。その中で一番賑やかな場面は竜舟を競漕することで、俗に「竜舟を漕ぐ」といいます。清の史書には厦門の端午節に海上で竜舟を競漕する習俗があると記載してあります。今では、毎年定期的に厦門集美の竜舟池で竜舟大会を催し、全国ないし世界各地からの竜舟チームが参加しています。
その他、厦門には「アヒルを捉える」という習俗があります。油を塗った帆柱にアヒルを入れた籠を掛け、帆柱を横にして岸から海面に伸ばし、アヒルを捉える参加者が帆柱に乗って速く海面に向かって進み、柱の頭に着いて籠を開け、アヒルを海に飛ばせてから、泳いでアヒルを追っかけて捉えます。これはかつて民族英雄の鄭成功が水兵を訓練する方法をそのまま用いているそうです。
厦門地区はまた全国のほとんどの地区と同じように粽を包む習俗があります。なお、端午節の前夜には、広間の門、家の門、窓と家畜小屋の柵に赤い元結で縛った菖蒲、ヨモギ、ガジュマルの枝、桃の木の枝を掛けます。ヨモギ、菖蒲、ガジュマルの枝を掛けることによって魔除けをし、駆虫・殺菌もします。 |